三鷹駅より徒歩5分マンツーマンサロン
hair design calm スタイリストの中山です
以前のブログ(髪にまつわる5つの噂)で少し触れた『お湯シャン』について解説していこうと思います
正しくやれば頭皮環境改善するかもしれませんが、間違ったやり方だと逆に頭皮トラブルに繋がってしまいますので、しっかりやっていきましょう!
お湯シャンとは
正確にはお湯シャンプーというそうで、シャンプー剤を使わず、お湯だけで頭皮や髪の汚れ、皮脂を取り除いていくやり方です。有名人や著名人もやっているそうで、話題になりました
シャンプーでの頭皮トラブル
本来、皮脂は頭皮を保護するために分泌されますが、時間が経つにつれ参加され、頭皮トラブルの原因になっていきます。そのため、酸化された皮脂を取り除くものがシャンプーですが、シャンプーはものによっては洗浄力が強すぎてしまい、皮脂を根こそぎ取ってしまうことがあります。
皮脂がなくなってしまうと、頭皮が乾燥し、フケやかゆみの原因になります。また、皮脂は肌を弱酸性に保つ働きがあり、病原菌などをはいじょしていますが、この働きも弱まってしまいます。
さらに皮脂が根こそぎ取り除かれると脳から『皮脂が足りない、もっと分泌しろ』と指令が出て、皮脂の過剰分泌が起こります。結果、脂性フケが発生したり毛穴が詰まって炎症するなどのトラブルが増えます
そこでお湯シャン
もともとシャンプーを使わなくても、頭皮と髪の汚れは7〜8割落ちると言われています。一定量の皮脂を残すことで、頭皮トラブルを防ぐのが『お湯シャン』の目的です
お湯シャンのトラブル
なにかと良さそうなお湯シャンですが、間違ったやり方だと、逆に頭皮トラブルを招いてしまいます。お湯だけで頭皮の汚れを落とすのは、手間も時間もかかります。なんとなくでやってしまうと、皮脂が落としきれず匂いや炎症の原因になってしましますので、要注意です
お湯シャンの正しいやり方
まずは、シャワーを浴びる前にブラッシングをしましょう。
乾いた髪にブラッシングをすると、皮脂やホコリをある程度落とすことができます。そうすれば、お湯シャンで取り除かなくてはいけない汚れも減りますので、失敗も減ります
ブラッシングする際は、髪の絡まりを解きながら念入りにしていきましょう。
そしていよいよシャワーでお湯を流しながら、頭皮を洗っていきます。お湯の温度は38度くらいのぬるめの方がよく落ちます。
シャンプーをつけていない髪は絡まりやすいので、ゴシゴシ洗うのではなく、頭皮を揉むように小刻みに指を動かしながらやるといいでしょう。
そして、大事なのは洗っている時間。ずばり10分!
長くない?と思われるかもしれませんが、最初はこれくらいからスタートしてください。上にも書きましたが、皮脂が落ちなければ意味がありません。シャンプーを使わないので、皮脂を落とすのも時間がかかります。
やっているうちに皮脂が落ちていく感覚がつかめていくと思いますので、そうしたら時間短縮していくといいでしょう。
トリートメントは必要に応じて
しっかり洗い流すと、髪の毛の油分も取れますので、髪がきしむようであればトリートメントをつけた方がいいでしょう。(男性はいらないかな)
あとはしっかり拭いて、ドライヤーで乾かしましょう。自然乾燥ダメ、絶対
お湯シャンにも、向き不向きがあります
向いているタイプ 乾燥肌やアトピーの人は、シャンプーで皮脂を取り過ぎてしまうとかゆみやフケ、乾燥の原因になるので、皮脂を残すお湯シャンは相性がいいでしょう。
不向きのタイプ 皮脂の分泌量が多い人、またはスタイリング剤を使う人は、お湯シャンだけでは汚れが取りきれず、毛穴が詰まったり炎症を起こしたりする恐れがありますので、控えた方がいいでしょう
実際にやってみた感想
実は以前私も『お湯シャン』やっていました。その時のことからいくつかポイントを書いていきます
- いきなり毎日お湯シャンにしない
皮脂の分泌量は生活スタイルに左右されますので、いきなりシャンプーをまったく使わなくなると、髪の毛がベタベタしてきます。これは皮脂が落としきれていない状態です。目安としては1週間に1度程度からはじめて、5日に1度、3日に1度、2日に1度、毎日とだんだんとお湯シャンの頻度を増やしていくといいでしょう
- あわないと思ったら、やめる
やってみると分かりますが、以外と手間ですし、しっかり洗えた感はシャンプーの時と違いありません。自分には合わないと思ったら、辞めるのも勇気です。お湯シャンではなく自分に合うシャンプーを探す方がストレスフリーです
いかがでしたでしょうか?抜け毛や育毛に効果があるとも言われている『お湯シャン』ですが、チャレンジする時は正しいやり方でやってくださいね!
コメントを残す