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hair design calm スタイリストの中山です
今日は娘からの質問で『手とか指を切ると痛いのに、なんで爪切っても痛くないの?』という質問に本気で答えていこうと思います。
さらに爪と髪の意外な共通点を掘り下げていこうと思います
まずは爪が伸びるメカニズムを見ていきましょう
爪は、皮膚の下に隠れている『爪母』という部分で作られて、下から上へと押し出されていきます。伸びる速さは、1日で約0.1mm。
爪は、『ケラチン』というタンパク質でできています。ケラチンは硫黄を多く含むタンパク質で、肌の度に含まれる『軟ケラチン』と爪や髪に含まれる『硬ケラチン』があります
そもそもなぜ爪は生えているのでしょうか?主だった役割は
- 指先の保護
- 物を握る時に力が入りやすくする
- 体重を支えるため
があります。
爪がないと立って歩くことさえままならないのです。
さて、前置きはおしまいにして、なぜ切っても痛くないかという質問に戻ります。
爪母で細胞分裂をして生えてきた爪ですが、細胞分裂が終わると死滅細胞、いわゆる死んだ細胞になります。死滅細胞には神経が通っていません。なので痛覚がありません。つまり切っても痛くないのです!
ちなみに爪が剥がれていたいのは、爪の下の爪床部の神経がむきだしになるからです。
切っても痛くないのは、爪だけでしょうか?
いいえ、『髪』がありますね
じつは髪の毛も死滅細胞なのです。
- 主成分が『ケラチン』
- 神経の通ってない死滅細胞
- 健康のバロメーターになる
など、いろいろ共通点があります。
死滅細胞は傷ついても痛みはありませんが、そのかわり自己修復機能がないので、傷んだところは痛みっぱなしなのです。
髪の毛に置き換えると、カラーやパーマで傷んだ髪は何もしないとボロボロになっていく一方です。そうならないために、そもそも極力傷ませないようにカラーやパーマをすることや、トリートメント等でヘアケアすることが大切になります。
いかがでしたでしょうか?
娘に同様の説明をしましたが『へぇ〜』と一言・・・。父頑張ったのに。
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