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hair design calm スタイリストの中山です
本日もお客様からのご相談です
『ジアミンって何?』
カラーをしたことのある方なら、1度は耳にしたことがあるんではないでしょうか『ジアミン』
今日はジアミンについて解説していこうと思います
ジアミンとは
カラー剤に含まれる『酸化染料』と呼ばれる染毛成分。正式名称はパラフェニレンジアミン。つまり、ジアミンは髪を染める成分です
しかしながら、他にもジアミンという名称を含む成分が他にもあります(硫酸トルエン2,5-ジアミンなど)こちらも染料です。
パラフェニレンジアミンを指す場合と、広く『ジアミン』と名前のつく成分を指す場合があります。
カラー剤におけるジアミンの働き
(Land p.a.より引用)
酸化染料は、分子が小さく、髪の中まで浸透していきます。そして、酸化されることでお互いがくっつきあい、分子量が大きくなり、発色していきます。また、分子量が大きくなることで、髪の中から外へ流失するのを防ぎ、内部にとどまります(JCiAより引用)
ちなみに酸化するには過酸化水素水というものを使います。カラー剤に混ぜて使うクリーム状や液状のものです。主に2剤と表記されることが多いです。美容師さんは、2剤、カスイ、オキシ(オキシドール)とか呼びます
ジアミンの問題点
ジアミンの問題点、ずばり『アレルギー』です
カラー剤によく使われる酸化染料で、『パラフェニレンジアミン』『硫酸トルエン2,5-ジアミン』『パラアミノフェノール』はアレルギーの報告が比較的多くされています
これが俗に言う『ジアミンアレルギー』です
2017年にタレントの中居正広さんがジアミンアレルギーになったというニュースがあり、多くの人がジアミンというものを知ったのではないでしょうか?
ジアミンアレルギーの症状としては、かゆみ、腫れ、赤み、かぶれ、水疱などがあります。まれに重症化するとアナフィラキシーを起こし、動悸、嘔吐、呼吸困難、意識障害などの症状が出ることもあります。その場合はすぐに救急に連絡しましょう
ジアミンは今のヘアカラーにはなくてはならないものではありますが、使い方を間違うと非常に危険です。
ジアミンアレルギーを調べるには
カラー前にパッチテストをすることです。パッチテストとは、実際に使うカラー剤を腕の内側に塗り、アレルギー反応が出るかテストすることです。詳しいやり方は、担当の美容師さんに聞いてくださいw
『カラー剤はしみるものだと思ってた』と、初めてご来店いただいたお客様から言われたことがあります。ずっと我慢していたと。
せっかく髪をキレイに染めるのに、ストレスを持ったままだと辛いですよね。
ヘアカラー以外にも髪を染める方法はいくつかあります。ヘアマニキュア、ヘナ、カラートリートメント、ノンジアミンカラーなんていうのもあります。どれもメリット、デメリットはありますが、あなたに合う染め方も必ずあります。まずは、美容師さんに相談するところから始めてみてください
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